〇店内の様子
店内の客の入りはさほど多くはない。
私たち3人の他に、単独男性、カップルが1組、
あと、女性2人組である。
店内はカウンターだけで、ボックス席はない。
カウンターの中にはマスターと、
40代くらいの女性が1人いる。
マスターがメインで仕切り、
女性がその指示で動いているが、
その2人は夫婦ではないだろう。
女性はアルバイトのようだ。
しばらくすると私たちの隣にいた単独男性が
トイレの後、会計を申し出て帰っていった。
店内の客の配置は、奥にカップル、
2つ席をおいて女性2人組、
3つ席をおいて私たち3人となった。


〇カラオケを始めることに
「よし、せっかくだし何か歌おか」
同僚が言い出し、後輩が「いいですね」と同調。
カラオケか、嫌いではないが好きでもない。
歌は下手だ。
「こういうのは若い順に歌うものや」
同僚のベタである意味定番のルールで
後輩から歌うことになった。
同僚によればこの店は客が自分でリモコンに
曲を入力する方式であるらしい。
同僚がマスターに「リモコンください」と
伝えると、3つ向こうの席にいた女性客が
自分たちのもとにあったリモコンを
手を伸ばしてまわしてくれた。
目と目が合った時、どきりとした。


〇エロいオーラをまとった40代女性
その女性は40代前半から半ばと思われる。
もう一人の女性はもう少し上、
50代前半、私と同年代だろう。
その40代女性は理知的な顔だちながら、
その奥からエロいオーラを発しているのだ。
セックスが大好きなのだろう、間違いない。
たちまちうちに気持ちが引きつけられていく。
後輩が選曲して歌い始めたのはケツメイシ。
それもラップが激しい「君にBUMP」である。
歌えるのかと思ったとおり、
後輩はしどろもどろになりながら
画面の歌詞を追っている。
私は画面を見るふりをしながら、
40代女性の体をつぶさにチェックする。
胸はDカップくらいか、
腹から腰にかけて肉がついている。
悪くはない、肉感的な美人だ。
なんとかしたいと私の心に火がついた。
つづく